盗聴する人の心理とその方法について

・恋人、夫婦

 パートナーの浮気を疑っていて探偵などに依頼するか、自分で真相をつかもうとするために盗聴器を仕掛けることがあります。例えば浮気の疑いが出てきたとき、パートナーであれば近しい関係なので室内やカバン等に盗聴器を仕込むことは比較的容易です。室内の場合は、人の出入りをリアルタイムに確認できたり、周りの音から何をしているかが分かります。カバンの中に仕掛けた場合はその人と誰かが建物のどこか部屋の中に入ったとしても会話等が聞けます。実際に尾行するよりも確実に会話を確認できます。この時カバンに仕掛けられるのは盗聴器だけとは限りません。現在はスマートフォンの自動着信機能や、遠隔監視アプリが利用されます。

・知人・友人

 自己肯定感が比較的低い人で、知人たちが自分の悪口を言っていないかどうか確認するために仕掛けることもあります。自己肯定感が弱い人の中には、普段友人と接しているときに見せられる態度はうわべの姿で、本音は別にあるのではないかと思う人もいます。そういったある種の被害妄想で、真実を知るために盗聴器を仕掛けることがあります。

 また、好意がある人の生活を知りたいという心理で異性・同性問わず仕掛けることがあります。これには異常に親密になりたいという欲求、普通のコミュニケーションだけでは満足いくような結果が得られない、自信がないと思っている心理などが考えられます。 会社の給湯室や休憩室、喫煙室等に盗聴器・盗撮器が仕掛けられるというのがこれにあたります。

・ストーカー

 例えばストーカーの中にはどうしても相手のことを知りたいと思って個人の生活を観察し、異常に相手と仲良くなりたいという欲求が、相手と両想いの関係にあると勘違いまで発展し、自分にはその人のことを知る権利があると思う心理となって盗聴するという手段に出る人もいます。

見ず知らずの人を家に上げる機会はほとんどないと思いますが、プレゼントに盗聴器が仕掛けられていたり、知人で家に上げてもいいと思える人がいつの間にかストーカーになっていることもありえます。プレゼントの盗聴でよくあるのはぬいぐるみです。破って中を確認しないとわからないので気づきにくいです。

 また、好きという感情でなくても、嫌いという気持ちや、好きが嫌いに変わったことで、相手に対する恨みや攻撃心などにより、盗聴で弱みを握り、脅すために行動することがあります。直接の危害に発展することも考えられます。

・知らない人の場合

注意したいのは業者が家に入った時です。もちろんごく一部の人に限られますが、業者だと建物の管理会社の人や掃除に入る人が盗聴器を仕掛けやすいです。例でいうと、次に女性が住むとわかっている部屋に、あらかじめ盗聴器が仕掛けられることがあります。そのような人は、とくに知人に対して知りたいというよりは、他人の生活を覗いてみたいという好奇心からくる「盗聴マニア」的な側面が大きいです。

このように、個人が盗聴される場合がいくつか考えられます。上記に挙げた内容はあくまで可能性に過ぎません。疑心暗鬼になってしまうのはよくないですが、現在の社会では盗聴が容易にできてしまうことも事実です。

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